筆者はもうWindows を使わなくなってから3年くらい経つ。
Windows11も発表されしばらく経つ今、もう戻ることはないと思う。
世の中にはWindowsやMac以外の選択肢があって、それが実際すごく便利なのだ。
個人的には仕事=会社からの特定のソフトウェア使用の制約がない上、大抵のことはブラウザーで済むようになってきた昨今、まったく困ることはないのである。
ウインドウズがいろいろ面倒になってきた
その3年くらい前、ハードディスクをSSDに交換する作業をしたのだが、ついでにWindows7からWindows10へのアップグレードも敢行することにして(かなり遅いタイミングだったけれど)OSの入れ替えを行ったわけです。
でその時、プロダクトキーを入力するのが、
”なんか面倒くせーなあ”、 と唐突に思ったワケ。
Windows7のプロダクトキーはWindows10でも使えたのでその時は特段問題はなかったのだが、Officeを使うのもプロダクトキーが必要だし(つまり有料ってこと)なんかいちいち、
”面倒くせーなあ(再)”、 と思ったワケ。
思えば筆者は90年代から自宅でも職場でも例に漏れずWindowsを使い続けて来たし、当然マイクロソフトのOfficeは必然的に使用してきた。基本的に自宅では仕事をせずに過ごしてきたので、自宅PCで仕事をしなければならい状況にはあまりならなかったけれど、しょうがなく自宅に仕事を持ち帰る時は職場のノートブックを一緒に連れて帰りますから、自宅PCの役割は常にプライベート限定的ではあったのだ。
なので、上記でWindowsのアップグレードをした時に、なんかもうWindowsである必要はないんだよなあ、と漠然と思いついた、という次第。
Windows10の必要スペックを検索した時に自身のPCも古くなっている事を実感したというのもある、それで古いPCでもフレンドリーだと言われるリナックスに大いに傾いたということもある。
ついでにマックですら面倒くさいのだ
自宅にはWindowsPC以外に嫁さん用のiMac-2009もあるのだが、これも賞味期限がとうに切れている。まだ自分たちには普通に使えるんだけど、アップル側が賞味期限を設定してOSをアップデートできない状態。
なんだかそれもつくづく”面倒くせーなあ”、とがっかりする訳。だってまでハードウェア的には全然使えるのに。
Linuxリナックスは救世主か
そこで思いついたのがやっぱりLinuxリナックス というわけ。
リナックスは:
- プロダクトキー → いらない
- 値段 → ただ
- 好きなデスクトップスタイル(ディストリビューション)→ 自由に選べる
- 賞味期限 → 長い
- 古いPC → もちろんOK
- ソフトウェアのエコシステムも確立されている
- Windowsとデュアルブートできる
といたれりつくせり、ではないか! というわけ。
上記ポイントを確認するにはちょっとリサーチが必要でしたが、(といってもウェブですぐ見つかるトピックだけど)自分にはピッタリと感じた。
なかでもWindowsとデュアルブートというのが最初は得点高い。
初心者の自分でもWindowsを活かしたままLinuxにトライできるではないか!と思ったわけ。
いわゆるバーチャルマシーンというのも試したが、なんかモッサリしてどうしてもうまく動かない。なのであまりVMに時間はかけずにデュアルブートへの道を進んでいったわけ。
以来、全くWindowsを振り返ることはない。
むしろ、Windowsにログインするたびに長い、重い、アップデートを強いられ使い始めるのに時間がかかる。その間にしびれを切らして使うのをやめちゃう。
Linuxリナックス 恐れるに足らん
リナックスに移行するにあたって心配だったのは:
がそんな心配バカラシー、ことがすぐに判明した。
ソフトウェアはなんでもある、というかむしろリナックスにしてからいろいろなソフトがあることに目覚めたオッサン。
そしてそのソフトウェアをインストールするのも大抵の場合Windowsなんかより全然簡単。
ソフトウェアセンターみたいなところに行けばクリック一つで全部済んでしまう。
大概がフリーソフトである。 そうリナックスは広大なフリーソフトの世界へのポータルとも言える。
もうソフトにお金を払うのがバカらしくなる。 いや正確に言うと、どこまでの機能がタダでどこからの機能にお金を払うのか、などをよく考えるようになる。
タダより高いものはナイ、のか
リナックスはターミナルが使えると大変便利、だしターミナルなしでは避けられない場面も確かにある、わけだけどこれが初心者にはちょっと見た目ハードル高い。
だから、あーやっぱり、全てイイこと尽くめではないよなー、っと思うかもしれない。いわゆるLearning Curveがあるじゃあないの。と思うかもしれない。
でもね、わからないことは実際何でもウェブにでてる。 ちょっと調べたら大抵のことはスグわかる、のです。 数年前までメモリとストレージの違いもあやふやだったオッサンが言うのだから間違いない。
調べて、分かる。というのは知識になるのです。こうやって新しい知識が増えていくのは楽しいし、頭のためにもなると思うのだ。
古いPCドンと来い!
筆者のメインPCは現在Lenovo Thinkpad X230とT430 の双璧であるが、これ両方とも2012年リリースのモデルだ。でも何をするにも全く問題なし。(中古で買ったが、安いのなんのって)
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何なら筆者は2004年モデルの同じくThinkpadのT42という機種も使っているが(これも中古で買った、酒のつまみ程度の値段だった)これにはWindows XPとPeppermintOSをデュアルブートしてあるが、これもリナックスはバンバン動く(流石にYoutubeはちょっとツライ)。 でもオフィス系のソフトに関してなら全く問題はない。
もうPCを古いからと言って捨てる理由が見当たらない、とまで考えようによっては言える。(いや自分は古いからといって買い漁ってる節があるが)
Linuxリナックス以外で脱ウインドウズ
まあ、アドビのソフトが使えないとどうしてもダメ、あのソフトがそのソフトが、と実際の使用方法に特にこだわりがある人にはもちろんおススメするわけではないけれど、自分の場合はバッチリはまった。
さてそんなに褒め上げたリナックスだけど、最近はクロームブックのChromeOSまで出てきた。こんなトピックで書いた。
retro-dude.hatenablog.com
これは前出したけれど、確実にWindowsとMacのシェアを喰っているらしい。
リナックスではないけれど、もうWindowsやめた、という人が今後ますます増えてくるのではないだろうか。たとえば今後Windows10のサポートが終了してWindows11への民族大移動!が起こる時(2025年前後ですか)さらに顕著になるかもしれない。
脱ウインドウズ = 脱情報音痴
いや、あのね、Windowsでもいいんですよ。別に。 好きなものをそれぞれ勝手に使えばいいんです。
Macでも全然いいんですってば。
ただ他の選択肢の存在ををキッチリ分かった上で選択した方が絶対お得、とは思う。
WindowsやMac以外の選択肢も大いに有りマスっていうことを知ってもらいたい。
なぜなら筆者自身も知って驚いたし、勉強になった、から。
テック音痴のオッサンである自分は数年前ならPCはWindowsかMacの2択しか見えてなかった。前述したとおりメモリとハードディスクの違いすらあやふやな情報音痴、情報弱者であったわけ。
これは例えばバッグと言えばルイヴィトンしか知らない恥ずかしいファッションセンスと同じである。パリのルイヴィトンにはそういう人々が世界中から群がってくる。
他にも機能的でファッショナブルでもっと安くて、あなたに似合う別の選択肢がありますよ、ということなのだ。
盲目的になにかを信奉するのは一見幸せへの鍵のような気もするが結果的には悲しい損失なのである。
脱Windows化することでそういう見えなかった世界、情報を知ることができるのが何より楽しいのですよ。