クルマを乗りかえた!
Fiat500cを4年乗った、という話を書いたのだけど結局、積載量がFiat500cではちょっといろいろ足りなくなってしまった、という内容。
キャンバスをオープンすると結構長いものも積めると言えば積めるのだが、積むものは必ずしも長いだけの物でもない。
なので、絶対的な積載量の問題を考えると、やっぱり乗りかえだな、という結論に至ったという話。
フランスの人気車 カングー 日本でも大人気?
で前置きはさておき何に目をつけたかというと、タイトルにあるとおり、フランスの人気車、カングー。
フランスの人気車と書いたが、意外や意外、日本でも結構人気があるみたい。アウトドア好きの間では”おフランス”の”おしゃれ”なバン、としてその人気が浸透しているらしい。
まあ、”おしゃれ”部分をどこかに置いておいても、その積載量と居住性そしてレトロなデザインにどうも人気の秘密があるようだ。
これを所有する人たちは購入にあたって日本の所謂ミニバンなどと当然比較したであろう。しかしこのカングーはもともとは商用車ベースのクルマ、ということ前提で人気のあるようだから、日本車のように機能満載、あれもこれもぜーんぶ搭載済み!のような方向性とは正反対のなーんにもない!質素なミニマリスト系を愛する人たちの心をくすぐった、とも言えるのではないか。
漠然と『カングーかあ、荷物は積めそうだなあ』、というところから恒例のウェブサーフを始めると、いろいろリターンがあった。
有名人も乗っているし!
【愛車紹介】ここもカスタム!世界に一台だけの団長カングー!【カングーの森】 - YouTube
ルノージャポン主催の、こんなジャンボリーってのも毎年開催されているそうだし、面白そうではないか!
tvk「クルマでいこう!」公式 ルノー カングー ジャンボリー SP 2019/6/16放送(#584) - YouTube
でも非常にニッチなマーケットだと思うのですが、なかなか楽しいマーケティングをされてますよね。売ってる方も楽しんでそうで。これ大事。
現地のカングーはちょっと様子が違う
しかしだな、当の現地のカングーの受け止め方はなんかどうも様子が違うのであるな。こちらで走っているヤツらは総じてこんな感じである。
こんなのとか、
こんなのとか
有名な郵便屋ももちろん走っている。
こんなのが圧倒的に多い、つまりマジの商用バージョンが完全にマーケットの中心であるらしい。日本で言うところのプロボックス的なポジションだ。もうこんなのがあちらこちらに走り回っているのである。カングーと言えばコイツラのことだ
ルノーだけじゃないカングー商用車スタイル
いや、ルノーもプジョーもシトロエンもフィアットもフォードもフォルクスワーゲンもメルセデスも(カングーと同じプラットフォームだけど)みーんなこの車体クラスと言うかデザインを導入しているのだ。
ちょっと調べたらトヨタも日産も作ってるゥ。 日産はカングーベースかな?
という事で欧州ではかなり熱いマーケットらしい。
大体2人乗り専用、あるいは前席3人掛で、後部座席はもちろんなく、全スペース荷物積載専用になっている。お仕事仕様ザ運搬車なのであたりまえだ。(前席3人掛けはルノー以外のプジョーやシトロエンが採用している模様)
自分はナニを選ぶべきか
そこで筆者は自分の予想される用途とじっくり向き合ってみた。
- 世帯で2台目のクルマであること
- ディーゼル大好き、もちろんマニュアル車がいい
- たいてい一人で運転、多くて2人乗車
- 荷室はDIY、ガーデニングなどで汚れてもいいこと
- 自転車を簡単に積み下ろしできると尚の事よし
である。 ハッキリ言って後部シート必要なし。 必要ないどころか、完全荷室であって欲しい。
もう上記のような素っ気ない欧州版完全仕事向仕様がむしろ合っている、と思った。
日本であったなら、自分のチョイスは完全に軽バンだ。 なんなら軽トラがいいかもしれない。
しかしこの地に日本の誇る軽シリーズはない(本当に軽バン、軽トラはスゴイと思う)。
買った
だから買った。もちろん中古車
走行距離88,000km、Renault Kangoo Grand Comfort 1.5 dci 75hp
運転席以外に窓は、ナイ。全然ナイ。
飾りの類は当然何もない。ナビもなんにもない。
エアコンついてて喜んだ。ラジオまでついてて、なんて贅沢!
パーキングブレーキは普通のレバーで、日本で主流の飛行機型じゃない。
ザ、荷室
なんだったらペンキをこぼした跡が派手に残ってるゥ〜。前オーナーはペンキ屋だったのか?
名付けてみた
俺は無骨なコイツを”漢カングー”と呼びたかった
が女性だってもちろん、たくさん乗っているハズなので
改め、以降は ”素カングー” と呼ぶことにする。スカンクーじゃあないよ。
長い付き合いになりそうだな。