Windows Vista を 今インストールしてみる


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さて、前回までWindowsXPとそれをのっけたThinkpad T60 の事をとりとめなく話題にしていたのだが、その勢いを借りてThinkpadの後継モデルであるT61のことも話題にする。

 

一旦始めるといろいろ続けたくなってしまう癖だ。

いや、趣味ということにしたい。

 

何しろこれらのマシーンはもう既に賞味期限が切れているもの(つまり随分前に時代遅れになってしまったヤツ)を酒の肴程度の値段で買ってきたもので、酒をやりながらいろいろ弄ったりして、本当に酒のツマミの役割を果たしている、という始末のものだ。

 

そうは言っても、ちゃんと機能してくれるので使い方によっては酒のツマミ、以上の役割もありそうなのを前回も書いたりしたのが、でも今のところはまあ、主にツマミとしての役にもっぱら甘んじている。


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そのツマミのひとつであるThinkpad T61だが、機体にWindows Vista のステッカーが貼ってある。 T60ではWindows XP を楽しんでいるが、そういえばWindows Vista は個人的にあまり経験がない。 昔会社で支給されていたPCもXPのあとすぐにWindows 7に乗り替えたのではなかったかな。何となく評判があまり芳しくなかった、ような気もするし。

 

今までこのT61には、KDE NeonというLinuxディストロをインストールしていた。 もちろんちゃんと動いたし全く問題なかったのだが、ちゃんと動く分、すぐに飽きてしまっていたのだ。ちゃんと動くなら、まあ、自分の常用機であるT430を使った方が何かと便利だし・・・。まあそういうことで最近あまり出番が無くなっていたので、ここは良い機会なのでWindows Vista を試してみよう、と思う。 そもそも入手時にこのPCには何がインストールされていたか思い出せないのだが、たぶんWindows10が入っていてすごーくモッサリ動いていたような気がする。

 

さあそうなったら、まずWindows Vista のコピーを探す。自分の行きつけのサイトはArchive.org なのだが、つい最近DDos攻撃でサイトがしばらくダウンしていた。こんな素晴らしいサイトを攻撃するなんて・・・。 ここでいくつか候補を発見。ひとつは正にレノボのT61用のレスキュー・リカバリーのセット。これを使うと英語版だけどレノボの出荷時の状態まで戻してくれるディスクのイメージだ。 ちなみにこれは32ビット版。

もうひとつはリテール用のビスタ、日本語版があった。これは32ビット版と64ビット版両方あるし、SP2バージョンだ。ちなみにOSは拾ってきてもライセンスのステッカーがPC背面に貼ってあるので問題はない、ステッカーどうりWindows Vista Businessをインストールすれば認証されるはずだ。

 

結果から言うとレノボのレスキュー・リカバリーイメージはDVDに焼かないと利用できないらしく、今回は諦めてリテールバージョンの日本語版ISOをUSBに落として使うことにした。DVDに焼くのが何故かうまくいかなかった。原因はまた改めて追求したいと思う。

 

USBにOSを焼く場合、個人的にはBalenaEtcherもしくはVentoyがUSBイメージングツールとして便利なのだが(Linuxユーザーには)、調査するとどうも昔のWindowsOSには相性が良くないらしい。そしてRufusがウインドウズには良いらしいとある。RufusWindowsツールなので、仕方なく長いこと使っていなかったデュアルブートのWin10を起動した上でRufusを使ってWindowsVista64bit版を焼いた。

ThinkpadのT61は64bitに対応している。

 

さて、このT61には既にSSDに換装済みである。そこにLinux (KDE Neon)が

インストールしてあるのだが、もはや用済みなので上書きしちゃう。さあインストール自体は簡単に終わったのだが、どうもおかしい。特にディスプレイ調整、解像度を調整するのが機能しない。WindowsVistaのバニラOSであるので、まず最初にインストール後、山のようにあるドライバー多数をインストールする必要があるが、これは比較的簡単。レノボのサイトでも未だに必要なドライバーは検索できるし、thinkpads.comのようなプライベートサイトでも閲覧できるようになっている。Thinkpad万歳!なのだ。



根気よくこの作業を繰り返すが、別のPC1でダウンロードした後、USBでPC2

であるこのT61に移植する作業は面倒でもある。しかしドライバー類をインストールし終わらなければネットにも繋がらないので仕方ない。

 

ひと通り必要なドライバー類をインストールし終えWiFiカードなどもちゃんと機能するようにはなったが、グラフィックカードは相変わらず機能しない。念の為2つあるドライバー(NvidiaIntel用)の両方共インストールしてみたが全く変わりなし。これが機能しないと画面の解像度を変更できないし、外部モニターにも接続できないし、致命的だ。どうにもドライバーを認識できないらしい。 いろいろやってみて変化ナシ状態であるので、この責任を一方的に64bitバージョンのOSとの相性である、と根拠もなしに決めつけた。そこで大変に面倒だがもう一度32bit版をインストールすることに。

 

結果から言えば32bit版でも全く同じ症状だった。Windows Vista 恐るべし。

 

絶望しながらもVista T61 graphic problems で検索しまくることしばし、Windows updates で解決した由のポストを見つけたので俺はそこに希望の光を見出した。XPの時と同じように Legacy Update をインストールしWindows Updatesをすることに。最初のうちはアップデートに時間がかかるので根気よくしてください、との注意があったので、数字間放おって置くことにした。


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さて数時間経ち様子を見てみても、何も変化なし、checking Updates という状態から全く変化がない。Legacy updatesよ お前もか、と絶望する。

そうしてWindows Vistaプロジェクトの1日目は暮れていったのである