さて、前回のつづき。
以下を候補として選んだ。
Apple製品は値段が高いのと、スマートウォッチ、パソコン等 Appleエコシステムに興味がないので、除外。
Androidも値段が高いのは除外。選択肢に入れたのは€300~400のレンジだけど、もちろんもっと安いのもあります。が、この所謂ミドルレンジと言われる価格帯がやっぱりお買い得感がある。ハイエンドに近い性能が半分の価格で手に入る、みたいな。
これって携帯ブランドの思惑どうり!の消費者心理の術中に完全にはまっているということかな。 まあ仕方ない。
で、注目は3/4が中華製、1/4がサムスン韓国ブランド、という事実ですな。
気になったので調べてみると、最近の世界中のマーケットシェアはざっくり言って
1.5割アップル、2割弱サムスン、3割強以上有名中華メーカー、残り多数、という勢力図のようです。出荷台数ベースだと全世界で14〜15億台前後。
翻って日本では
4割強アップル、1割強京セラ、1割強ソニー、1割弱シャープ、1割弱サムスン、残り他。 てな具合。出荷台数で言えば3千万台程度。
と、全然違う。 むむむ。 日本製品は日本国内においてはガンバってる、ともいえそうだが。ソニーを除いては日本メーカーは海外ではほぼ売れてない(或いは売っていない)から(まあソニーもほとんど売れてませんが)、上記から逆算すると各社製造台数は海外メジャーメーカーの1/100程度な訳ね。
スマホ、半導体製造はおそらくスケールメリットの恩恵を最も受ける業界であろうか。その中で日本メーカーは海外ブランドの1/100程度のビジネス規模での経営を強いられている、ということ。
なので海外ブランドと比べて競争力のある機種はもう出てこないんじゃないですかね。圧倒的にR&Dに費やせるコスト、マーケティング費用などなどもうスケールが違いすぎるわけですから。
でもまだ日本メーカーが3割以上のシェアを持ってるというのは、日本の携帯業界が通信周波数帯、技適制度、日本独自おサイフ携帯技術、などの参入障壁を意図的に作り上げているからでしょうが、いつまでもつのかなあ。こういう障壁って消費者の為には何ひとつ良いことないわけだし。
まあソニーはスマホ本体よりスマホに搭載されているイメージセンサーの世界シェアが非常に高いらしいから、問題ナシなのかもしれないが。
あら、ワシのスマホ購入の話なのに完全に脱線してしまった。
長くなったのでまたつづき。