こんな記事がGoogleNewsにオススメされたのでさらっと見てみた。
ZDNetという海外発ウェブページの記事を日本語に訳したものらしい。ZDNet-Japan.
古PCにリナックスを入れ直して使い続ける、というのはワタシのしていることそのままですな。現に今このブログの記事はThinkPadのX230i という10年前の機種で書いているわけです。
で、そのZDNet-Japanの記事を読み進んでいくと、記事自体はよくまとまっていると思いました、つまり、所謂こういう海外記事翻訳系に多いカタカナ乱発日本語文法メチャクチャ手法ではなくて、ちゃんと日本語として体をなしている、で読みやすかったです。 まともな翻訳会社をつかっているんでしょうなあ。(上から目線^^;)
Windows11のリリースで使えなくなるハードウエアがある、でそれを救済、というかそんな事に振り回されないようにする為にOSを変更しちゃう。で、いくつかLinuxを紹介する、っていうのはいいですよね。記事にある通り、コンピューターに無駄なお金を使わずに済むわけだし。
繰り返しになりますが、ワタシ自分でもそうしておりますからね。
でもね、ここで紹介されたLinuxのディストリビューションたち、ちょっとナナメ上を逝って過ぎやしませんかねえ? というこコトですよ。
そのリストときたら:
Bohdi Linux, Linux Lite, Puppy Linux, Tiny Core Linux, LXLE Linux
って、最近Windows11をあきらめた人々にいきなり紹介するディストロなのかなあ。
つまりこの記事のターゲットになる読み手は今までWindows10が普通に動いていたハードウエアを持っている、という前提ですよねえ。
たとえば、ワタシの所有しているThinkPad, X220やX230なんかは普通ではWindows11のアップグレード要件を満たしてはいない訳です。
で、これらのハードウェアでWindows10を使ってきたヒトが、あ〜どうしようWindows10のサポート期間はいつまでだろう?といって心配になるのは当然ですが、そこでいきなり ↑ のLinuxディストロを勧めますか? という話。
例えば上記 LXLE LinuxのCPU要件は 最低 Pentium III ですよ。 ぺんてぃあむ! Bodhi Linuxだって32ビットPCも受けつけてくれます。 今どき普通に32bit PC使っているヒトおるんかいなあ? (あ,イヤ、自分持ってた、ThinkPad T42。でも普段遣いはしてませんねぇ。)
もちろん上記ディストロだってちゃんと動くでしょうが、そこまでハードウエアの最低要件下げなくてもいいのでは?
普通に初めてLinuxに移行するなら、UbuntuとかMintとか定番系のディストロがいくらでもあるはず。
で、この方の記事(及びYouTube)の方がよっぽど丁寧親切になってます。Linux初めて使うヒトは参考にしましょう。
さて、ZDNet の記事の話題に戻りますが、翻訳はともかく、原文記事の作者さんはWindows XPが載っているような、超古PCの再生に関して書きたかったんでしょうかね。たまたまWindows11のことを例にあげちゃったケド、32bit 機種の再生なんてロマンがあるしまだイケるよ、と。
最近ChromeOS Flexで古PC再生なんて話題になってますから、その流れでこういう記事の依頼があったかどうかはわかりませんが、ちょっと対象になっているPCの年代が違うような・・・。
あ、でも、その32bit 古PCのロマンの方はワタシの酒のツマミ話題でもありますので、また別の折に。
こんな事も書いてました。