自分PCは最近めっきりLinux(リナックス)に入り浸っていて、そればっかり使っております。 個人としてはもうWindowsが必要なくて、デュアルブートすらしなくなってしまった。
最近のリナックス記事、POP!_OSに関してはこちら。
一方、世の中では新しい潮流とでも言うべき、ChromeBook (クロームブック)というモノが流行っているらしく、最近いろいろなところで目にする。
ChromeBookって何?
Chrome(クローム)という名前からある程度は想像ができるシロモノなわけですが。そう、あのグーグルのウェブブラウザーのChromeと同じ名前。
つまり、WindowsやMacと並んで今度はグーグル独自のオペレーティングシステム、Chrome OS、が搭載されたノート型パソコンということ。
実はChrome OSは今年で誕生10周年、ということなので決してつい最近できたばかり、ではないらしい。
使い勝手は、みんなが慣れているブラウザーのChromeとほぼ同じ感覚で使えるという、そのグーグルノートパソコンであるChromeBookを見てみる。
ChromeBookの人気、なぜ?
Chromebooks outsold Macs worldwide in 2020, cutting into Windows market share 〜Geekwire
https://www.geekwire.com/2021/chromebooks-outsold-macs-worldwide-2020-cutting-windows-market-share/
この記事によると、もうマックOSはシェア争いでこのクロームブックに負けている!
依然としてWindowsは巨人としての位置を確保してはいるが、シェアを失っている。
GEEKWIREより転載
ChromeBookはその要である、Chrome OSが圧倒的に軽くできていて、起動時間が短いことや、軽量OSのため操作がキビキビして使い勝手が良いことなどが挙げられるという。
特にグーグルのアプリを普段Androidスマホで使い慣れた人には、同じアプリが使えるのも高いポイントになっているらしい。
つまりスマホ感覚で使えるノートブックとも言える。
うん、良いではないか。
おまけに本体価格はかなり抑えられた設定、ということなのでお財布に優しい。
うん、さらに良いではないか。
どうもそのあたりがクロームブック人気を牽引していると思われる。
ChromeBookはWindows/Mac/Linuxとどう違う?
最大の違いはクロームブックがネットに接続されていることを前提にデザインされている、という一言に尽きる。
もちろん、非接続状態でも機能はするらしいが、そのメリットは最大限享受できない事になる。
たとえば、ワープロや表計算といったオフィス用途の専用アプリ(Google DocsとかSheets)もオンラインで使うことが前提で考えられていて、ファイルはクラウド上にシームレスに保存/バックアップされることになる。
なので、せっかく作業したのに保存してなかった、なんてことにはほぼならない。
その他ファイル類も基本的にはクラウド上(基本はグーグルドライブ)に保存されることになる。 だからハードウェア自体のストレージはミニマムな仕様のものが多い。
これはワタシ的には非常に便利で、たとえばスマホや他の複数のPCとファイルを共有したい場合には最適解となる。
どうしてもローカル保存するボリュームが大量に必要な人は、別途ポータブルSSDをバックアップとして持つ事が必要かもしれない。
外出が多い人で、なおかつ出先でネットに繋がらない場合はどうするのだ、とも考えた。 たとえば大学の授業でノートを取りたい場合もネットにつながっていなければファイルのやり取りができないし、出先で行うビジネス商談でも同じことになる。
だけど、いまや多くの人がスマホからテザリングできるだろうし、モバイル機能があるクロームブックを手に入れるのなら、常にデータsimを入れておいても良い。
どんな人に向いている?
本体価格設定が抑えられているというだけあって、見てみると実際になかなか安い。 3-4万円から簡単に見つけられる。 あれっ、スマホ並ではないか!
スマホのAndroidのようなOSであることから、タッチパネルを備えたモデルも多く散見できる。相性がいいのだろう。
なので、自宅用パソコンとしてそれほど多機能、高機能が必要なく、用途が限られた使い方をする人などにはうってつけだろう。
メール、ウェブサーフ、ネットビデオ鑑賞などの使用比率が比較的高くて、たまにオフィス系ドキュメントも使う、といった人たちなど。
オッサンのワタシもまさにこのカテゴリーにはいる。
また、子供用のPCとしてもセーフティー機能があるらしいので、安心だし、値段もリーズナブル。
それとセキュリティにアドバンテージがあるとのことなので、コンピューターウイルスに特に注意したい人などにも向いてる。
ChromeBookでできるコト、できないコト
基本的にパソコン(マックも含む)ライトユーザーなら、ChromeBookに出来ないことは何もない。
自分は前述のとおり、メールとウェブサーフが大半の時間を占める。こういうブログを書いたりするのはブラウザー上の作業だし、オフィスツールもブラウザー対応のサービスでまあまあ済むことが多い。
世の中の大半のユーザーはこの部類に入るのではないだろうか。ひょっとするとスマホでも事足りる、かもしれない。
まあ、そうは言っても大きな画面とキーボードは結構重要なので、どうしてもパソコンを使いたくなってしまうシーンは結構あります。
そこで、ChromeBook の登場というわけ。
しかし、Windows以外でマイクロソフト・オフィスを使いたい場合、たとえばマックではオフィスのマックバージョンのソフトウェアをインストールして使うことができる。
でもChromeOSはそうはいかない。
基本的には互換アプリはGoogle Docs, Google Sheets等ということになるのでこれを使うしかない。(ファイル拡張子は互換性がある)。
どうしてもマイクロソフトのオフィスを使いたければ、ブラウザーでオフィス・オンラインバージョンを使う選択がある。(これはまあ、マックでもソフトインストールしたくなければ同じことだけれど)
その場合、ネット接続していなければ前提条件が崩れてしまう。
アドビの”あの”ソフトを使えないとダメ。とか、オレ、ビデオ編集趣味だから。なんていう人はChromeBookの対象にはなっていない、かもしれないです。
さて、ChromeBook (クロームブック)欲しい、どうする?
と、いうことで、これ、欲しい。
試してみたい ♥
価格も非常にリーズナブルなものからあるし。
がしかし、じゃあ買うか! とはならない、のがこのブログであります。
なにせガラクタ集めが趣味なので、Thinkpadだけで数台家にコロがっている身としては、新しいコンピューターなぞおいそれとは購入できません。
いや、ガラクタ集めが趣味ならばChromeBookも勢いで買っちゃえ、となりそうですが、 いえ、なりません。
試したいのは Chrome OS だ
いまのところ、試してみたい ♥ のはChrome OS であって、クロームブックまでは、必要ナイ。 いや、試してみたら欲しくなっちゃうかもしれないが、試すためだけに購入はしたくナイ。
しかし、MacOSがMac本体を購入しないことには使うことができないのと同様に、ChromeOSを使うにはクロームブックを購入しなければイケない。というハードルが存在します。 これをどうにかしたい。
しかしだ、蛇の道は蛇、世の中には抜け道というものが常に存在します。
実はちょっと前まで、MacOSをマック以外のハードウェアに無理矢理インストールしちまう、ハッキントッシュというのが流行っていて、ワタシもいつかは!と考えていた。でもそれも、Mac最新のM1砲で最近すっかり声を聞かなくなってしまった、のであります。
でね、Chrome OSも同じように我が家に余っているPCに勝手にインストールできないかなあ、と言うコトですよ。
次回に続く。